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憲法改正は必要なのか(6)

昨日の続きです。
憲法が権力者(=為政者)に向けられたものである以上、たしかにその条文自体、私たち国民には「直接的には」影響しません。
しかし権力者にとって「縛り」がゆるくなれば、私たち国民に対して新たに義務を課したり、私たちの権利を制限したり、行動を禁止することが可能になります。つまりそうしたルールを作ることができるようになるわけです。徴兵制もそうだし、極端なことを言えば国(=政府)の悪口言ったら身柄拘束、なんてことも理論上可能にはなるわけです。
だからこそ、憲法って何なのか、憲法はなんのためにあるのか、憲法について一人でも多くの人に知ってもらいたいし他人事と思わずに、関心を持ってもらいたいなあ… と願っています。このブログは、そのためにあります。
で、どうしてそんなことするの? ってことなんですが、それは…
77年前の戦争(日本がアメリカ相手に戦ったなんて知らない人も増えてきてるでしょうが)とは一体何だったのか、それを今一度考える必要があるし、戦争という悲劇を二度と繰り返さないようにしたい、って思いからです。
私はあの時代を生きたかつての軍人から「お前たちの世代で絶対に戦争を起こすな」と、幾度となく言われてきました。
「戦争だけは絶対にいかん」「お前がちゃんと次の世代に伝えていってくれ」とも。
今すぐに日本が戦争をするとは思えませんが、憲法の行方次第ではまたあの道に逆戻りしかねないからです。 
おいおい特攻やら東京裁判やら靖国の話やらに触れていきたいと思っていますが、今私たちが享受している自由や豊かな生活がいつまでも続くように、次世代への伝言としてこのブログを読んでくだされば幸いです。

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