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憲法改正は必要なのか(14)

ここまでしてきた話をざっくりまとめると
・すべての権力者は憲法に縛られる
・憲法で許す範囲でしか国民の自由と権利を制限することができない
・憲法の範囲を逸脱した行為や法律、条例は憲法違反(違憲)となる
ってことですね。ここまではご理解いただけたんじゃないかなあ、と思います。
そして昨日のお話は、私たち国民に保証されている自由と権利については、今の憲法で十分カバーされているって内容でした。つまり憲法改正議論の中でここは触らなくていいということですね。この前提でこれからも話を進めます。
ところで、権力者と聞くと国で権力者様が一番偉いのだとイメージしますよね。でも憲法の三大原則ってのがあって学校の教科書にも出てきます。「基本的人権の尊重」「平和主義」「国民主権」ですね。みなさん、覚えてますか?
学校で習ったはずですよ。で、その中の国民主権なんですが、これは私たち国民様が国で一番偉いのだ、という意味です。でも憲法を変えようと言って国会で決めるのは国会議員だし、私たち国民にあれこれ命令する法律作るのも国会議員(=権力者)でしょ? と、疑問を持ったアナタ、国会議員を選ぶのは私たち国民なんですよ。
彼らは選挙のときだけとはいえ私たち国民に頭下げないと権力者にはなれないんですから。
そもそも国会議員が憲法変えることにいたしました、と言っても私たち国民が反対すれば憲法変えられませんしね。
一番偉い、私たち主権者国民様はいつでも権力者のクビをすげ替えることができる。覚えていおきましょうね。

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