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憲法改正は必要か(39)

さて、ここしばらく憲法成立過程のお話をしてきたわけですが、ここで一旦立ち止まって、これまでこのブログでお話してきた流れを確認しましょう。というか、私はいったい自分がどこのどの部分を話しているのかわからなくなってきました(汗)

憲法の総論的な話、現在の憲法の大まかな内容を確認したあとに、まず改憲派の言い分の検証を始めたわけです。
そして改憲派が高々と掲げる高貴な主張を4つ挙げました。

・今の憲法は占領期にGHQ(≒アメリカ)が作ったものだからこんなものは無効!無効!
・ゆえに自主憲法を制定せよ! (自主憲法制定は自民党結党以来の党是である!)
・ハーグ陸戦条約にも違反してるだろうが!
・76年も経つのに一度も改正されていない 同じ敗戦国のドイツは63回(2019年11月9日現在ね)も改正してるんだぞ!

この一番目の押しつけ憲法論を延々議論しているわけですね。はい。私も位置を確認できました。
もう少し、この押し付け憲法論について続けますが、少し前に挙げた、政府がGHQに提出した憲法改正要綱の3つの問題点、

1 第 1条の「大日本帝国ハ万世一系ノ天皇之ヲ統治ス」 は変更なし
2 第11条の「 天皇ハ陸海軍ヲ統帥ス」 のうち「陸海軍」を「軍」に改める 
3 天皇が発する、軍の統帥(指揮)に関する詔勅には大臣の署名を必要とすること

の2について、先日少し触れただけで終わっているので、明日からこれを考えてみたいと思います。
では。

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