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憲法改正は必要か(55)

昨日まで、「自主憲法を制定せよ!」という改憲派の二番めの主張をとりあげてきました。
まとめると

・自主憲法=天皇が統治権を総覧する、天皇大権を復活させる と定義した上で、厳格な制約のもとで
昭和21年2月8日以前の憲法案に戻すことは可能である

・自民党結党の党是は「自主憲法の制定」ではなく「自主的な憲法の改正」である。
もう一度当時の理念を検証して理論構築すること。「日本らしい日本」という言葉など誰も理解できない

・現在の世界情勢や国内の背景を十分に踏まえて、その意義・目的を明確にして改憲の必要性を説明すること
ジシュ! ジシュ! と叫んでいる間は国民の理解は絶対に得られない。

これが改憲派の二番めの主張に対して私の出した結論です。
昭和40年代から70年代、私の記憶からしても憲法(≒第9条)改正などタブーという雰囲気がありましたから
まともに議論できなかったことは否めませんが、憲法改正が党是と言うならなぜ批判を恐れずもっと議論を挑まなかったのでしょうか?
(理由は簡単、議席が減るから それに尽きます) 改憲の主張が国民に浸透しないのは、これまで長い年月を無駄にして議論を避けてきたツケにほかならないですね。

では今日はこのへんで。また明日。

 

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