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憲法改正は必要か(78)

さて、今日は護憲派が主張する「9条守れ」の第2フレーズ

「戦争放棄や戦力不保持、交戦権の否定の原則は押し付けではなく、むしろ松本委員会内で能動的に議論していた。」

というところに触れていきたいと思うのですが…
とその前に…

いつ頃からか「9条守れ」というスローガンに変わったのですが、私が記憶している限り以前は「9条を守ろう」と言っていました。
みんなで9条を守ろうね、という話なんですが、以前もご説明したとおりそもそも憲法は私たち国民に向けたものではないので私たちが守るべきものではないんですよね。

「アベは憲法が権力者を縛るものだということすら知らないのか!」と言っていた護憲派の方々がそのような認識であろうはずがない…
と思いたいのですが、現実かつてのデモ行進は国民一人ひとりが守るものだと説いてまわっていましたね。

それで最近は誤りに気づいたのか「9条守れ」と権力者に向けたととれるスローガンを掲げております。はい。

だいたいデモ行進している方々の中で国民と憲法の関係を理解している人がどれだけいるのかすら疑問なんですが、まあ平和であり続けたいという気持ち自体は大切なことだし、憲法の何たるかを知らなくてもまあそれはそれで良いのだと思います。

では本題に。

結論から先に言うと、9条の原則が松本委員会内で能動的に議論していたというのは、ちょっと飛躍しすぎていると思います。
案として土俵に上がらないまでもそのようなニュアンスの意見はあっただろうと思いますが。
なにしろ当時は政界だけでなく民間や各方面からも私案が作られていたといいますから、9条と同趣旨の案があったとしても不思議ではないですね。

ただそれをもって押し付け憲法論を否定➔9条は日本のオリジナル➔ゆえに変える必要はない
とするのは空想の域を出ないし錯誤甚だしい。

この第2フレーズは議論するまでもなく却下です。

では、今日はこれで終わりましょう。

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