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憲法改正は必要か(52)

自民党の「立党宣言・綱領」のページ(https://www.jimin.jp/aboutus/declaration/)に「自主憲法」という四文字熟語がないというお話ですが、お時間ある方はぜひ実際にご覧ください。
そしてそこに何と書かれているか、その違いにお気づきいただけると思います。

昭和30年立党宣言の中の「党の使命」と「党の政綱」には「現行憲法の自主的改正」という文言で書かれています。
「なんか違うんか?」とおっしゃる方もいないとも限らないのでご説明申し上げると

・「自主憲法の制定」→自主憲法が何たるかはわからないがGHQから押し付けられたもの以外の憲法を制定する
ということになるし

・「憲法の自主的改正」→アメリカや旧連合国(≒極東委員会構成国)からとやかく言われることなく、自分たちの手で現在の日本の実情に合うように改正する

ということになります。

「自主憲法を制定する」ということと「自主的に憲法を改正する」ということとは全く意味合いが違うわけです。

なのに改憲派の方々はいつまでたっても「自主憲法を制定せよ!」としか言わないし、
これが立党50年(2005年・平成17年)の新綱領になると「自立した国民意識のもとで(の)新しい憲法」の制定 に変化し、
立党55年(2010年・平成22年)の綱領になると「日本らしい日本の姿」を示した「世界に貢献できる新憲法」の制定、と、難解な内容に変化していくわけです。

どんな憲法が理想の形なのか、私にはよくわかりません。

明日はもう一度今日の内容を考えてみましょう。
では。

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