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憲法改正は必要なのか(7)

結局、憲法改正って問題はその結果を私たち国民がダイレクトに受け取るものではない(賛成・反対の票を投じて最終決定するのは私たち国民であるにも関わらず…)から、その後にさまざまな影響が国民に及ぶとしても、直ちに我が身に降りかかること以外、関心が湧かないのは当然ですね。職がなく生きるか死ぬかの人にとっては憲法なんかより今日メシが食えるかどうかが大事だし、ある人は明日の競馬のレースが大事だろうし、ある人は彼女との関係で頭がいっぱいかもしれない。そういうものです。
ちょっと脱線しますが、私が2015年大阪都構想住民投票の活動に参加したときのこと。この住民投票は66.83%という都心部としては驚異的な投票率を記録したわけですが、維新の党の一員としてビラ配りやお店周りをしていると「ここは賛成派の店だから入っていいよ」「うちは反対派やから。食事するなら他の店に行ってや」などなど…
店を覗いてみると、建設作業員ふうのおっさんやヤンキーの兄ちゃんまでもがベロベロに酔っ払いながらも議論してるんですよ。
投票当日は投票所の前で活動していました。投票締め切り時間間際、家族総出で投票に来た人たち、タクシーで乗り付けたのはこれから夜の街に出勤するのであろう女性、黒塗り外車でやってきた男性はひと目見てその筋の方と想像できる方。
みんな真剣だったんですよ。自分たちの生活に直接影響が及ぶかもしれないから。
では憲法は? 我が身に降りかかると気づいたときは、もう手遅れなんですよ。

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