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憲法改正は必要か(76)

さて、今日も昨日の「憲法が制定から76年間、なぜ一度も改正されてこなかったのか」というお話を続けていきたいと思います。
これまで私は、戦争はもうゴメンだという国民の無意識が憲法改正を阻んできたのだということを繰り返し述べてきました。
もちろん理由はそれだけではなく様々な要因が重なり合っているわけですけれども、明らかなことは、憲法改正についてのまともな議論がなされていないということですね。
これもこれまで繰り返しお話してきました。

憲法改正を口にするやつは右巻きだ、悪いやつだ、また戦争したいのか、というような拒絶反応が改憲派にはある。改憲派でなくとも「改憲を口にするやつは胡散臭い」そんな意識はまだ残っているのだと思います。

そもそも9条を変えよと言っているのは権力者(=国の指導者、政治家)の側で(アメリカの言う事聞かなきゃいけませんからね)、国民から変えるべきだという論理だった主張がされたというのは殆ど聞いたことがありません。そりゃそうです。私がこのブログで一番最初にお話ししたように「憲法は権力者を縛るもの」なんだから、憲法の条文が「直接に」国民の生活を左右するものではない以上、国民が関心を持つなんてことはないですからね。
憲法を変えるのは私たち国民の一票です。それなのに国民の大半、いや、ほとんどの人は憲法の中身を知らない、これこそが、憲法が76年間改正されてこなかった根本的な原因だと思います。

国民に憲法を勉強せよとは言いませんが(絶対にしない)、権力者たちは憲法を変えないとどんな不都合が生じるのか、「不都合があるのであれば」そこを「わかりやすく」丁寧に説明するところからスタートすべきだと思います。

明日もまたこの続きをお話します
では。

 

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