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憲法改正は必要なのか(24)

早速本題に入りましょう。
じゃ、明治憲法は具体的にどんな内容だったのかってことですが、人権、つまり日本国民(臣民と呼ばれました。これはまた改めて説明します)に「与えられた」(これも後ほど)自由と権利について言えば、今の憲法と比較してみるとどんな権利や自由が保証されているのかというと
・均しく平等に公職に就く権利
・居住、移転移住の自由
・法律によらないと逮捕監禁されないこと
・裁判を受けること
・法律などの許可無く住所に侵入され捜索を受けないこと
・通信の秘密を侵されないこと
・財産を守ること
・信教の自由
・集会、結社、言論、出版の自由
・請願を求めること
見ておわかりの通り、言葉のニュアンスは違えど、全て今の憲法で保証されているものです。今の憲法はこれに、男女平等だとか、勤労者の団結、団体行動の権利などなどを加えたものですが、これは日本の民主化というポツダム宣言の趣旨に沿ったもの、言い換えれば欧米の価値観を取り入れたものですね。
こうしてみると、こと人権、国民の自由と権利の部分に関して言えば、「なんか悪いことあるんか?」ってことになるでしょ?
じゃあなにがいけなかったのか、根本的に変えよ、と連合国が要求したのはなんだったのか、明日はこれを見ていきましょう。
んでは。

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